こんにちは。
今年もまた、大規模な土砂災害が熱海市で発生してしまいました。
被害にあわれた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
ここ最近、豪雨による大規模土砂災害が至る所で発生しております。
昨年は熊本県人吉市で。4年前には福岡県朝倉市で、同様に大規模土砂災害が発生しています。
その際に適用できる保険は火災保険の「水災リスク」の補償となります。
「水災リスク」は川の氾濫や洪水、高潮や豪雨による落石そして土砂崩れに対してお支払いの対象となります。
保険会社各社で規定が多少異なることがございますが、以下の2点が支払い条件にほぼ入ってまいります。
1.床上浸水、地盤面より45cmを超える浸水
または
2.損害割合が保険価額の30%以上を超える損害
今回の熱海市で発生したような土砂災害は1.2どちらにもあてはまりますので、火災保険の総合型にご契約のお客様は対象となります。
ただ、「水災リスク」において、何十年も前から火災保険にご加入されている方は以下の点にご注意ください。
1.「住宅火災保険」となっている → 「住宅総合保険」にしか水災リスクは付帯されておりません。
2.水災補償に「縮小70%」と記載されてある → 水害に罹災されても保険金額の70%が限度額となる。※時価額型(現在の住宅の価値で計算)となっている保険もあります。
このような契約形態でご加入の際は、1.対象外。2.一部のお支払いとなりますので、保険会社や契約の代理店にご確認ください。
まだまだ、自然災害の脅威は続いていきます。危険が近づいてきた時は命を守る行動をしっかり行って、どんな災害で罹災したとしても、補償される火災保険にご加入ください。