こんにちは!熊本のFP橋本和幸です。
今日のテーマは
「認知症」についてお話しますね。
【人生100年時代】とよく言われますし、FP協会のロゴでも
「人生100年の家計戦略」とうたっているくらいです。
そんな超高齢化社会へとなってきていますが、
長生きすると心配なのが
「介護」についてです。
なんと、65歳以上の方で
5.5人に1人が
要介護者等と
認定されています。
そしてその代表格が
「認知症」なんです。
認知症の種類として、割合の高い順番に4つあります。
・アルツハイマー型認知症(67.6%)
・脳血管性認知症(19.5%)
・レビー小体型認知症(4.3%)
・前頭側頭葉型認知症(1%)
※その他(7.6%)それぞれの特徴等をお伝えします。
◆原因◆
脳内にたまった
異常なたんぱく質により神経細胞が破壊され、
脳に萎縮がおこります。
◯症状◯
昔のことはよく覚えていますが、
最近のことは忘れてしまいます。軽度の物忘れから徐々に進行し、やがて
時間や場所の感覚が
なくなっていきます。 ◆原因◆
高血圧や糖尿病などの
生活習慣病が主な原因で、
脳梗塞や脳出血によって脳細胞に十分な血液が送られずに、
脳細胞が死んでしまう病気です。
◯症状◯
障害される能力と残っている能力があります(まだら認知症)。
判断力や記憶は比較的保たれていますが、
感情の起伏が激しくなり、
些細なきっかけで泣いたり興奮することがあります。
脳血管障害によって、手足に麻痺や感覚の障害など
神経症状が現れることがあります。
ダメージを受けた場所によっては
言語障害などが出る
場合もあります。
◆原因◆
脳内にたまったレビ-小体という特殊なたんぱく質により
脳の神経細胞が破壊されおこる病気です。
◯症状◯
現実にはないものが見える
幻視や、
手足が震えたり筋肉が
固くなるといった症状が現れます。歩幅が小刻みになり、
転びやすくなります。
◆原因◆
脳の
前頭葉や側頭葉で、神経細胞が減少して
脳が萎縮する病気です。
◯症状◯
感情の抑制がきかなくなったり、社会のルールを守れなくなると
いったことが起こります。
それぞれの認知症でも
大きく違う症状がありますね。
その症状を理解し、接することが非常に重要です。
認知症は早期発見することで、進行を抑制できる場合もあったり、
最近ではアルツハイマー型認知症の新薬がアメリカで承認されたりと
医療も発達しています。
早期発見する仕組み作りとして、年1回簡易検査ができる保険が
あったり、要介護1からでも給付金が受け取れる保険もあります。
まずは他人事ではなく自分事として捉え、
家族みんなで認知症について話し合ってみましょう。それでは、また!
FP橋本
引用:
・厚生労働省 認知症施策の総合的な推進について(参考資料)
・内閣府 令和3年版高齢社会白書(全体版)
・都市部における認知症有病率と認知症の生活機能障害への対応(H25.5報告)