私の住む広島市だけでなく、コロナ禍でも不動産の取引は頻繁です。
その反面、「空き家」も増えてます。
なんだか違和感がありますよね。日本の国土を考えると市街地って5%程度らしいです。(国土交通省の資料より)
3,779万haの国土のうち、たった5%が宅地らしいです。
それでも空き家がどんどん増える。
ライフデザインアルクは不動産業も営んでいるので、空き家の相談に出くわす事もしばしばあります。
「空き家の利活用」を会社の仕事のテーマにも上げているのですが、「空き家の利活用」って思うように行きません。
なぜか?
立地?
土地の形?
ほとんどが「水」です。
水道が通っているのか?排水は下水道なのか?合併浄化槽なのか?
電気は意外とどうにかなります。(光回線も色々と問題がありますが)
でも水はどうにもなりません。
水道は市町村の定める「給水区域」 に入ってなければ水道管を引っ張ることが出来ません。
下水道がなければ合併浄化槽が必要です。
この様な公共インフラが整っていなければ残念ながら、今の人は住めません。
昔は水道がなければ井戸。
生活排水は川に流す。
トイレは肥やしにする。
こんな生活が当たり前でしたが、今は出来ません。
空き家もそんな山間部に増えてしまいます。
某テレビ番組で山間部にお住まいの方を取材されていますが、なかなか大変だと思います。
不動産屋は「売れる空き家」を探しています。
弊社も「売れる空き家」「貸せる空き家」でないと仕事になりませんが、「空き家を放置しないアドバイス」も必要です。
ご近所に迷惑にならないように、空き家をお持ちの方で放置されていらっしゃいましたら、そろそろ踏ん切りをつけて下さい。
相続時の「相続登記」が義務付けになるようです。
国も空き家問題に本腰を入れつつあります。