コラム
このページのURL : https://192.168.1.52/Column/Detail/101
大カテゴリー・小カテゴリー選択時
コラムトップ >> コラム >> 資産運用・資産形成
Description :
カウント数 : 67
作成日 : 2024-11-19
更新日 : 2025-04-20
よくいただく質問について、こちらで整理させていただきたく思います。
何回かに分けて書かせていただきますが、いきなり結論です。
「目的に合わせて選びましょう」
これに尽きます。
「どちらが」という話ではなく、ケースバイケースによって正しく使い分けをすればよいだけです。
ちょっとありきたりで、つまらない回答かもしれませんが、ご容赦ください。
いろいろな解説は次回のブログ以降で説明させていただきますが、
巡り巡って結局これに尽きるのです。
さて、変額保険にはいくつかタイプがあり、区別して書かせていただきますが、結局のところ、以下のような使い分けになります。
・NISA →資産形成のみが目的
・変額保険(有期型) →資産形成と一定期間の死亡保障が目的
・変額保険(終身型) →資産形成と終身の死亡保障が目的
・変額個人年金保険 →資産形成が目的
便宜上、「NISA」と書かせていただきますが、「NISA」は単なる制度の名前なので金融商品嬢は「投資信託」と読み替えていただく方が正確ではあります。
なお、「死亡保障」と書いていますが、死亡保障以外に介護の場合も保険金が支払われるものや、
3大疾病等所定の状態になったときに以後の保険料が免除される特約を付けられるものもあります。
・NISAは利益部分が非課税
・変額保険は一時金受取だと一時所得でうまくやれば大部分は非課税
・変額保険は生命保険料控除が適用される
・保険なら指定代理請求人、保険によっては契約者代理請求人を指摘できる
など、その他にもそれぞれに特長、特に保険の方はいろいろな機能があり、時によっては重要な要素となります。
しかし、本質的な使い分けは上記の通りです。
使い分けとして、
保障が必要であれば“希望に合った保障”付の変額保険を選び、
保障が必要でなければ、NISAもしくは変額個人年金保険を選ぶ
本質的にはこれだけです。
ただ、残念なことに十分な説明をしないまま、“希望に合っていない保障”まで付いた変額保険を販売するケースが保険の営業現場では多いために注意が必要で、タイトルのような質問が絶えない状況です。
たとえば、資産形成が目的で死亡保障が必要ないのに、死亡保障付きの変額保険(有期型)を提案されていたり、やたらと保険期間が長いプランニングであったりします。
確認すべき事項は、
・保障が本当に必要かどうか考える
・保障を付けなかった場合と付けた場合とで、どのくらい資産形成の効率に差が生じるか確認する。
・付けるとしても保障の大きさが妥当かどうか、保険の期間が妥当かどうか確認し、それによって資産形成の効率にどのくらいの差が生じるか確認する。
・保障が必要だとしても、変額保険にその機能を持たせることと、別途掛け捨ての保険と組み合わせる場合との比較をする。
これらについてきちんと考えるためには、
十分な説明を受けることが必要です。
全てを検討しなくとも、担当者が顧客に寄り添って適切な吟味の上、プランニングしてくれることもありますが、
寄り添ったふりをしているだけのこともしばしばあります。
上記のポイントが十分でないと感じたら、詳しく説明してもらい、比較することが大切です。
次回は「変額保険は手数料が高いからやめた方がよく、NISAにした方がいい?」という疑問について書かせていただきます。
サムネイル :
